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国連総会は2026年9月4日、『Correct the Map:世界の地域、特にアフリカの公平な表現を促進する』決議を採択しました。国連の会議報告によると、記録投票は賛成164、反対1、棄権6でした。広く使われる世界地図が大陸の相対的な大きさに与える印象を見直すことが議論の中心です。

イコールアース図法は2018年にボヤン・シャヴリッチ、トム・パターソン、ベルンハルト・イェニーの3人が開発した世界地図向けの正積図法です。正積とは、地球上の地域どうしの面積比を地図上でも保つ性質を指します。アフリカと高緯度地域の大きさを見比べるような用途に向いています。

一方、メルカトル図法は緯線と経線が直交し、局所的な角度を保つ性質があります。一定方位の航路を直線として扱いやすい反面、緯度が高くなるほど面積が大きく引き伸ばされます。そのため、世界全体の面積比較に使うと、極に近い地域が実際より大きく見えます。

今回の決議でメルカトル図法が禁止または直ちに廃止されたわけではありません。国連総会の決議は、教育、報道、国際機関などで目的に合った公平な地図表現を広げるよう促すものです。ナビゲーションやウェブ地図のすべてを一斉にイコールアースへ変更するという発表でもありません。

球体を平面へ写す以上、面積、形、角度、距離、方位のすべてを同時に完全には保てません。イコールアース図法も面積比を保つ代わりに、場所によって形や角度に変形があります。『新しい図法だけが正しく、古い図法は間違い』と単純化せず、地図が何を比較するために作られたかを見る必要があります。

地図を見るときは、まず投影法の名前、凡例、縮尺、作成目的を確認してください。面積の大小を比べる教材なら正積図法が適していますが、経路案内や特定地域の詳細図では別の投影法が選ばれます。国連決議をきっかけに、地図を現実そのものではなく、用途に応じて選ばれた表現として読むことが重要です。

2026年9月6日5時15分確認。決議は地図表現の見直しを促すもので、メルカトル図法の全面禁止ではありません。画像は図法の違いを示すAI生成の概念図で、測量や境界確認には使用できません。