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地震調査研究推進本部の長期評価によると、警固断層帯は福岡県北西沖の玄界灘から博多湾を通り、筑紫野市付近へ延びるおおむね北西―南東方向の断層帯です。全体の長さは約55キロメートルで、2005年の福岡県西方沖地震の震源域を含む北西部と、福岡平野側の南東部に分けて評価されています。
北西部では2005年にマグニチュード7.0の福岡県西方沖地震が発生しました。長期評価は、前回の活動から経過した時間が短いため、同程度の地震が近い将来に起きる可能性は低いとしていますが、平均活動間隔が十分に分かっていないため30年以内の確率は算定できないとしています。「確率不明」は危険がないという意味ではありません。
南東部では、活動した場合にマグニチュード7.2程度の地震が発生する可能性があり、今後30年以内の発生確率は0.3%から6%と評価されています。幅のある数字は、過去の活動時期や平均活動間隔の推定に不確かさがあるためです。最大値で見ると、国内の主要活断層の中で発生確率が高いグループに位置づけられます。
この30年確率は、長期間の防災計画や耐震化に使う評価です。「今週起きる」「今回の揺れが前兆」といった短期予測には利用できません。また、8月17日朝に福岡県福岡地方で発生したマグニチュード4.4の地震と警固断層帯の因果関係を示す発表は確認されていません。震源の近さだけで特定の断層と結び付けないことが重要です。
自宅や勤務先周辺を調べるときは、福岡県の地震に関する防災マップで、想定震度や液状化危険度などを確認できます。活断層の線だけを見るのではなく、建物の耐震性、地盤、避難所までの経路、家具の固定状況も合わせて点検してください。想定区域の外でも揺れや被害が起きないという意味ではありません。
備えとして、寝る場所の周囲に倒れやすい家具を置かない、棚やテレビを固定する、靴とライトを手の届く所へ置く、家族の連絡方法を決めることが実用的です。新しい地震が発生した場合は、長期評価よりも気象庁の震源・震度・津波情報と自治体の避難情報を優先してください。






