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クビアカツヤカミキリの成虫は体長約2〜4センチで、光沢のある黒い体と、頭の下にある赤い胸部が大きな特徴です。長い触角を持ちます。ただし、似たカミキリムシもいるため、色だけで断定せず、全身と見つけた木を写真に残して自治体の資料と照合してください。

幼虫はサクラ、ウメ、モモ、スモモなどバラ科の樹木内部を食べます。幹の根元や枝から、木くずとふんが混ざった『フラス』が大量に出ている場合は要注意です。被害が進むと枝が枯れ、倒木や落枝につながる可能性があり、花見の景観だけでなく果樹生産にも影響します。

環境省はクビアカツヤカミキリを特定外来生物に指定しています。飼育、保管、運搬、野外へ放つ行為などが原則禁止されているため、観察目的で容器に入れて自宅へ持ち帰ってはいけません。発見場所から生きたまま別の場所へ移動させないことが重要です。

公共の公園や街路樹で見つけた場合は、無理に触らず、スマートフォンで成虫またはフラス、木全体、位置が分かる周囲の三種類を撮影します。日時、住所、公園名、樹種が分かればメモし、市区町村の環境・公園・農政担当へ連絡してください。私有地では所有者にも知らせます。

捕まえた個体の処理方法は自治体によって案内が異なります。京都市などは捕獲時にその場で駆除して連絡するよう案内していますが、虫が苦手な人や高所・車道付近では無理をしないでください。殺虫剤の使用可否、回収方法、フラスの扱いも地域の指示を優先します。

被害木を個人判断で伐採すると、作業中の事故や幼虫の拡散につながるおそれがあります。専門家や自治体の確認を待ち、剪定枝や薪を別地域へ運ばないでください。早期発見の価値は高いため、通勤路のサクラで赤い首の虫や大量の木くずを見かけたら、まず写真と位置情報を残すのが有効です。

特定外来生物は生きたままの運搬・飼育などが規制されています。危険な場所では捕獲せず、写真と位置を記録し、発見地の自治体が示す最新手順に従ってください。